2012年10月5日金曜日

少し真面目な観光の話。(後半)

続き、、

8『出鼻。』
地形で出っ張っているところを出鼻(デバナ)という。
確かに地図でよく見ると出っぱっていることがよく分かる。



9、10『ガチャガチャ-ちりめんオノマトペ-』
かつて各家々でちりめんが多く織られていた。今では減少傾向にあるちりめんであるが、ちりめんを織る独特の音は、織る人にとってこのように聞こえる。



11『シャッキンシャッキン-ちりめんオノマトペ-』
かつてはちりめんを織る音は「ガチャマンガチャマン」と聞こえたという。
それは1ガチャ1万儲かるという意味であった。しかし今では「シャッキンシャッキン」と聞こえるという。ちりめんを織る独特の音は、織る人にとってこのように聞こえる。


12『ちりめんは雨の日に買え』 
ちりめんと湿度は深く関係がある。与謝野でちりめん産業が盛んなのも湿度が高いから。
雨の日は糸がよく伸び、同じ一反でも 晴れの日に織られた一反より 織り込まれている糸が多く、雨の日に織られたちりめんの方がお得である。


13『与謝風』 
滝、金屋地区のみんな大好きな与謝大橋からかけ抜けた風が一番最初にあたるであろうところに看板を置いた。この与謝大橋の景色は本当に綺麗で、私達も大好きな景色。


14『浦西-弁当忘れても、傘忘れるな-』 
弁当忘れても傘忘れるなというぐらい変わりやすい気候の場所であるということ指す昔からある言葉。実際、晴れてた10分後に真っ黒な雲がやってきて大雨になることもしばしばありました。


15『ボウケンベース』
30代の方々が子供の頃遊んだ、電信柱と電信柱の間で遊ぶ、遊び。
当時はこの遊びがしやすい電信柱があったのかも。


16『砂と粘土』
矢印の方向に砂質と粘土質の土の違いがある。
それは作物を育てる過程で重要になることであるという。


17『熊出没注意』
話を聞いていく内に、よく熊が出るよ~!と何度も言われました。本当に何度も熊が出没しているの?ということが一目で分かる目印。出没した回数を赤にしていく仕組み。


18『リフレ直売所』
昨年できたリフレかやの里の森の直売所。その森の直売所の看板を作って欲しいとの依頼を受けて作成した。





古地図イベント
ファイナルイベント(9月15日)で、与謝野町滝地区に江戸時代から伝わる全図に大江山鬼伝説をのせて、朗読会を行いました。
このスクリーン実は、9m×4mという超巨大スクリーン!!
突然の雨の中、スクリーンを閉まったり、出したりと大変でした。




観光プロジェクトにとって、この夏ははじめの一歩でした。

観光のいろはも知らない私達が、観光に対して感じていることを少しでも見つめ直したいと思い、行いました。看板をたてることが最後ではありません。はじまりです。
看板をたてていく過程の中で、たててみて、たっているところをみて、看板を目の前に色んな人と話してみて、感じていることがメンバーそれぞれにあると思います。
その感じた事を元に、観光プロジェクトとして、私達が目指す色々なモヤモヤが消えた新しい形を見つけていけるように次のことを考えていきたいと思います。まだまだ観光のことについて分からないし、悩むことも多いと思いますが、今後もよろしくお願いします。





観光プロジェクトディレクター 
         大津まどか

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